ネットワークビジネス(MLM)とねずみ講の違いとは?

基礎

この2つの違いって何だろう?

あと、「マルチレベル商法」と「マルチまがい商法」の違いってあるの?

意外と知っているようで知らない!っていうこともあるので、再確認のためにも、調べてみました☆

ねずみ講とは?

ねずみ講=無限連鎖講

みなさんは、ねずみ講のシステムって知っていますか?

ねずみ講が、実は合法だった時代があったことも知っていますか?

ムーさん
ムーさん

え・・そうだったの!?

知らない。。

ニコくん
ニコくん

現在は、完全違法ですので注意して下さいね!

ねずみ講の出現

50年くらい前になりますが、「天下一家の会」というねずみ講(無限連鎖販売)の事件があり、多くの被害者が発生したことがあります。

この事件により、ねずみ講(無限連鎖販売)という言葉が日本中に広まりました。

「ねずみ溝」というのは、商品の販売が目的ではなく、『出資者増加による配当』が目的の出資行為です。

配当を手にするためには、出資者を増やさなければなりません。

配当出資者を増やせない末端の人は、被害者となります。

被害者を出さないためには、無限に広がっていくことが前提となります。

それで、無限連鎖講と呼ばれるわけです。

ムーさん
ムーさん

なるほど。。

そう言われると、無限なんて、ありえないよね。。

1978年に「無限連鎖防止法」という法律ができました。

この法律により、ねずみ講を開設・運営する、加入・勧誘する、またそれらの行為を助けることも禁止されています。

ねずみ講(ねずみこう)とは、後に無限連鎖講と呼ばれることとなった連鎖配当組織のことです。

ねずみ講の「ネズミ」は、ねずみ算式に増幅することの例えで、「講」自体に悪い意味はあまりないです。

現在の日本では、無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されています。

また、投資を運用せず自転車操業的に配当に回してしまう点が、共通するポンジ・スキームを指して言うこともあります。ピラミッド・スキームとも言われます。

なお、特定商取引法で規制されている連鎖販売取引及び、それらに類似したものの総称として用いる

場合もあります。

被害額上位の事件一覧

名称被害者数被害額摘発破綻時期
天下一家の会112万人1900億円1980年 
グランドキャピタル3000人100億円2002年 
年金たまご(ライフ・アップ)4万8000人約110億円2011年11月30日 
国利民福の会1万人36億円1988年 
引用:Wikipedia

無限連鎖講(むげんれんさこう)とは、金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、二人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配する事で、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした団体の事である。人口が有限である以上、無制限に成長する事が絶対的に有り得ないため、日本では無限連鎖講の防止に関する法律で禁止されている。

親会員から子・孫会員へと会員が無制限に、ねずみ算的に増殖していくシステムから、一般的にはネズミ講と呼ばれる。特定商取引に関する法律第33条で定義される販売形態に沿った連鎖販売取引は違法とは言えず、その意味ではネズミ講とは呼べない。また、マルチ商法、マルチまがい商法についても侮蔑的にネズミ講と呼ぶことがあるが、法的には一概に無限連鎖講とは言えない。他にはピラミッド商法という手法も存在している。

引用:Wikipedia

以降、似たような形で広がるネットワークビジネスがねずみ溝とごちゃ混ぜにされてしまったのです。

日本初のねずみ講

日本初のねずみ講としては「天下一家の会」がとても有名です。

天下一家の会事件(てんかいっかのかいじけん)とは、内村健一による無限連鎖講事件です。

名義上は内村健一の主宰する第一相互経済研究所が主宰するものではありましたが、後述するように内村の個人事業に等しいものでありました。

ことから、実際には内村の主宰したねずみ講と捉えられています。

日本最大規模のねずみ講事件であり、大きな社会問題となりました。

現在も、ねずみ講まがいのビジネスが出来ては消えを繰り返し、形を変えながら存在しています。

しかし、その原型は、昭和40年代に「天下一家の会」が登場し、それが元になっています。

当時は、延べ180万人が熱狂した時代があったのです。

ムーさん
ムーさん

そんな時代があったのかぁ。。

歴史を知ることも大切だね

ネットワークビジネス?MLMとは?

ネットワークビジネス」は『製品の売買』を目的とした商行為です。

基本的には、購入者を獲得できない人でも損することはありません。

ムーさん
ムーさん

だけど、ピラミッドのように広がってるからねずみ講じゃない?

ニコくん
ニコくん

そう思われがちなんだけど、よく考えてごらん?

一般流通もピラミッドだよ。

MLMは「個人単位で代理店になれるだけ」と考えてもいいかもしれません。

ニコくん
ニコくん

実は、「ネットワークビジネス」と「マルチレベル商法」と「MLM」と「連鎖販売」これ全部、みんな同じことなんだよ。

ムーさん
ムーさん

え!?そうなの?

だったら、一緒にしてほしいよ!

ニコくん
ニコくん

確かに、そう思っちゃうよね。

しかも、「連鎖」って言葉があるだけでも、怪しく感じちゃうよね。

MLM」は「マルチレベルマーケティングシステム(多階層にわたるシステム)」の略称です。

よく世間でいわれている、「マルチ」って、「マルチレベルマーケティングシステム」の最初の部分の「マルチ」だけを取って言ってるんです。

ここで理解していただきたい事は、ネットワークビジネスは「連鎖販売取引」という合法ビジネスということです。

テレビのニュースや新聞では、ネットワークビジネス関連は、”ネットワークビジネス”よりも”マルチ商法”という言葉を使います。

マスメディアがネットワークビジネスに悪い印象を与えようとしているように感じますよね。

ムーさん
ムーさん

なんでそんなことをするの?

マスメディアは広告収入によって利益を上げるビジネスで、ネットワークビジネスは広告費を掛けない口コミ宣伝です。

ネットワークビジネスが広がると、マスメディアは存亡の危機にもなり得るのです

ムーさん
ムーさん

なるほど。。

それは知らなかった!だからなんだね。

ニコくん
ニコくん

専門知識も情報源も豊富に持つマスメディアが、ネットワークビジネスをねずみ講!って反社会的ビジネスと同じと思わせることの方がどうなのかな?って思っちゃう。

マルチまがい商法とは?悪徳マルチ商法とは?

実は、この2つの区別は時代とともに変化しています。

被害が発生する反社会的なものは「マルチまがい商法」や「悪徳マルチ商法」に属しますが、その違法性については明確な線引きがされていないのが現実です。

・販売価格を実質価値より著しく高く設定する

・過剰在庫を持たせる

・書面交付違反や不実の告示などの特商法違反

・薬事法に違反する行為をする

などで、数年に1社ほどが犯罪行為として摘発されているようです。

しかし、これらはネットワークビジネス自体が犯罪なのではなく、違法行為を行った企業が問題なのです。

まして、このような犯罪行為は、ネットワークビジネス企業でなくても発生しています。

ネットワークビジネスを始める際には、初期費用やランニングコストにおいて、購入者を増やせなくても損害が発生しないか?

せめて、この1点だけは見落とさないように、十分注意して下さいね!

まとめ

報酬プランやボーナス条件、購入金額なども含めて、自分や紹介者が負担にならないかな?

権利収入として得られるような形であれば、他にも会社はあるかな?報酬プランは?ボーナスは?など、他社を知ることも大切になってきます。